令和

新元号『令和』の時代が始まりました!

 

新元号が発表されたとき、少なからず公文書写の先生たちはざわついたはず。笑

 

なぜなら、菅官房長官が示された『令和』の文字が活字(明朝体やゴシック体などの印刷文字)なのか、手書き文字なのか、微妙な書き方だったから。もちろん手書きで書いているものに間違いありませんが、『令』の四画目が活字と同じ”ふしづくり”のように書いてあったからです。

 

そもそも、学校で使う教科書は教科書体活字といって、手書き文字に近い活字となっています。なので、私たちは『令』の下の部分は『、』と『マ』のような書き方で習っているはずです。しかし、今はインターネットが普及し、デザインされた活字の方がよく目にしているので、手書き文字と活字の区別がつかない方が多くなっていると思います。私もそうでした。

 

本来なら、学校で習った手書き文字で書いたほうが望ましいと言えますが、『令』と手書きをしても問題はありません。でも、皆さんに活字と手書き文字が違うということを知っておいて欲しい!と思い、ブログに書いてみました。

 

 

学校で書く場合はもちろん、行書との関連性や古典に見られる文字を考慮すると、手書き文字での新元号『令和』を書く際は、写真のように書くのが望ましいと考えられます。


参考になれば、幸いです^_^

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